RAJ事務局からのお知らせ

2018年東日本ブロックシニア更新講習

日時:12月9日(土)9:00〜16:00
参加者:10名
場所:埼玉県 長瀞町 陸上:長瀞げんきプラザ 実技:荒川
ファシリテーター:平井琢(東日本ブロック担当技術安全部会)梅本徹(中部・東海ブロック担当技術安全部会)

 

講習内容

シニア初任者講習の振り返り
シニアガイドの役割
シニアガイドの責任

安全管理の実績・根拠
関連資格の所持と外部評価
レポートの作成と予防対策
ガイドラインの妥当性
アクシデントに対する準備

 

東日本ブロックで開催されたシニアガイド更新講習についてレポートします。シニアガイドとはツアーを行う際の責任者になります。ラフティング協会ではシニアガイド制を導入し、ツアーには必ず1名以上のシニアガイドが帯同することを義務化しています。

 

シニアガイド講習概要

今回は会員のリクエストを受けて、受講しやすい週末を選んでシニア更新講習を行いました。シーズンオフのこのタイミングでしたが、シーズンを忙しく過ごす、代表クラスのガイドさん、副業としてガイドを行う方達にとって、逆に参加しやすい機会になった様です。午前は机上でディスカッション、午後は救助シチュエーションを想定して講習を行いました。

 

シニア初任者講習の振り返り

 キャリア3年目で初めて取得できるシニア資格。今回は更新の為、さらに4年が経過したガイドが対象になるので最低でも6年以上のキャリアがある ガイドさん達が対象ですのでみんなベテラン揃い。初心を思い出してもらうために初任者講習の内容を振り返ります。

初任者講習のレポート

 

シニアガイドの役割

そもそもシニアガイドとはどんな役割か?ツアーリーダーを行うのが主な職務となりますが、ツアーリーダーの役割とは何なのか?をディスカッション形式で話し合っていきます。

 

ガイド同士のミーティングの模様

シニアガイドの責任

過去の事故事例(ラフティング業界に限らずレジャー全般)や裁判事例よりシニアガイドにフォーカスされた責任を考えます。

ボートが転覆した様子

 

安全管理の問題の洗い出し

安全管理は危機にならぬ様な準備、危機になりかけた際の対応力、危機を乗り越えた後の処理など時系列でいろいろな仕事があります。そしてその実績が対外的、客観的に評価に値する妥当性が重要です。『自分はしっかりやっている』ではダメ、第3者に認められる実績や評価が大事です。協会で集めたヒヤリ・ハット事例を利用してその事象の問題点と改善策を話し合います。

レスキュー訓練の様子

 

アクシデント発生のシナリオトレーニング

実際のツアーを想定して、その中でもより困難な条件下でのアクシデント発生のレスキュートレーニングを実施します。人員の問題、道具の問題、方法の限界など。実戦でしか得られない経験をして問題定義を行います。
※以下は当日の写真になります。

課題の発表

ラフティングガイドがボートを使う

ボートは最強のレスキューツール。大小ボートの特徴を生かしてレスキューを行いますが一長一短ありまして....

機動性を生かしたダッキーでの救助

ラフティングガイドであれば比較的オーソドックスな救助方法であるボートティザーレスキュー。しかしに人員が揃わないとなかなか難しい。

ボートティザーの様子

冬季コンディションのため、水量は少なめ。コンディションに左右されてしまうトレーニングでもシナリオや目的を整理すれば可能性は無限大に広がります。

 

雑感

ラフティング協会では現在、リバーレスキューベーシックという協会独自のレスキュー講習があります。このレスキュー講習の位置付けを問うシニア更新講習となりました。事故は起きない前提、でも起きてしまったらどう対応するか?絶対がない自然を相手にするラフティングガイドの永遠の課題であると言えます。

 

文・写真 平井琢(技術安全部会 アムスハウス&フレンズ所属