RAJ事務局からのお知らせ

2019年東日本ブロックシニア更新講習

日時:2019年11月14日(火)9:00〜15:00
参加者:7名
場所:埼玉県 長瀞 陸上:長瀞元気プラザ 実技:荒川
ファシリテーター:平井 琢(東日本ブロック担当技術安全部会)オブザーバー:鈴木翔太(技術安全部会)

 

講習内容

シニア初任者講習の振り返り
シニアガイドの役割
シニアガイドの責任

安全管理の実績・根拠
関連資格の所持と外部評価
レポートの作成と予防対策
ガイドラインの妥当性
アクシデントに対する準備

 

東日本ブロックで開催されたシニアガイド更新講習についてレポートします。シニアガイドとはツアーを行う際の責任者になります。ラフティング協会ではシニアガイド制を導入し、ツアーには必ず1名以上のシニアガイドが帯同することを義務化しています。

 

シニアガイド講習概要

今回はシーズンオフに近い晩秋にシニア更新講習を行いました。午前は机上でディスカッション、午後は救助シチュエーションを想定して講習を行いました。

机上講習の模様

シニア初任者講習の振り返り

 キャリア3年目で初めて取得できるシニア資格。今回は更新の為、さらに4年が経過したガイドが対象になるので最低でも6年以上のキャリアがある ガイドさん達が対象ですのでみんなベテラン揃い。初心を思い出してもらうために初任者講習の内容を振り返ります。

初任者講習のレポート

 

シニアガイドの役割

そもそもシニアガイドとはどんな役割か?ツアーリーダーを行うのが主な職務となりますが、ツアーリーダーの役割とは何なのか?をディスカッション形式で話し合っていきます。

 

 

シニアガイドの責任

過去の事故事例(ラフティング業界に限らずレジャー全般)や裁判事例よりシニアガイドにフォーカスされた責任を考えます。

ボートが転覆した様子

 

安全管理の問題の洗い出し

安全管理は危機にならぬ様な準備、危機になりかけた際の対応力、危機を乗り越えた後の処理など時系列でいろいろな仕事があります。そしてその実績が対外的、客観的に評価に値する妥当性が重要です。『自分はしっかりやっている』ではダメ、第3者に認められる実績や評価が大事です。協会で集めたヒヤリ・ハット事例を利用してその事象の問題点と改善策を話し合います。
今回は日頃のガイドのスキルアップの方法や各機材の選定基準などを話し合う機会も設けました。

 

アクシデント発生のシナリオトレーニング

実際のツアーを想定して、その中でもより困難な条件下でのアクシデント発生のレスキュートレーニングを実施します。人員の問題、道具の問題、方法の限界など。実戦でしか得られない経験をして問題定義を行います。
※以下は当日の写真になります。

秋晴れの長瀞、風が強い日でした

現講習でのトレーニングではミニマム人員での救助を課題にしています。セオリーを超えた状況で何を選択し、何に目を瞑るかが鍵になります。

ダッキーを使用した救助

 

台風の影響が残り、秋には水が多い長瀞。高負荷のトレーニングができました。

ロープを保持する様子

雑感

ヒューマンエラーを無くす為にガイドにできることはたくさんあります。レスキュー講習などを受けるのもその一つ。正しい方法や正しい機材の使い方をしっかり把握する。原理原則への理解を深めることでより正しい判断が生まれます。
それでも難しいシチュエーションにさらに状況を追い込んでいくと、取捨選択する決断を有する事態が発生します。
有事に慌てないようにガイドができる準備をとことんまで考えるいい機会になりました。

文・写真 平井 琢(技術安全部会 アムスハウス&フレンズ